県天然記念物(H25指定解除)
東野のモッコク(ひがしののもっこく)
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名称 東野のモッコク(ひがしののもっこく)
指定年月日 昭和28年4月3日
解除年月日 平成25年1月24日
概要 樹高11.5m 胸高幹囲1.93m 枝張・東西14.2m 南北14.7m
所在地 安佐南区東野二丁目12-11

 モッコクは、つやのある葉が美しく、自然に樹形が整う性質があるため、古くから庭木として親しまれてきました。このモッコクも庭木として大切に手入れされてきたものです。多数の枝が四方に分かれ、雄大な樹冠を形成している姿はきわめて美しく、県下有数の巨樹として知られていました。
 ところが、昭和45年の豪雪に見舞われた際、雪の重みに耐えきれず、西側に伸びた太い枝が裂けて、その姿は大きく変わってしまいました。
 このモッコクは、今から400年ほど前、横竹善兵衛という人物が帰農する時、銀山城内にあった木を記念に持ち帰って移植したという言い伝えもあります。樹齢はおそらく数百年にも達しているでしょう。その長い年月の間、この木は太田川の洪水など幾度かの災害にあいながらも着実に成長し、「東野のモッコク」の名を広めてきました。
 枯死したため、平成25年1月24日に指定が解除されました。


「広島市の文化財」広島市教育委員会編より。
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