市指定重要無形文化財
亀山八幡の祭りはやし行事
(かめやまはちまんのまつりはやしぎょうじ)
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名称 亀山八幡の祭りはやし行事
(かめやまはちまんのまつりはやしぎょうじ)
指定年月日 平成26年11月26日
所在地 安芸区阿戸町宮野郷 亀山八幡の祭りはやし行事保存会

 享保年間(1716〜36)に始められたと伝えられています。10月の第3日曜日に行われる亀山神社(安芸区阿戸町)の秋祭りの当日行われます。

 町内にある3つの荒神社を中心に上庭(1区と2区の一部)・中庭
(2区の残りと3区)・下庭(4〜6区)の「はやし」の組が作られます。若者の横笛に合わせて、各庭の傘袋を中心に、小学生が大太鼓・小太鼓・摺鐘などではやして、神社神輿のおともをします。祭りの2週間前から毎晩「はやし」の練習をします。この練習は、「ならし」と呼ばれています。祭りの2日前ごろには、子どもたちに弁当や果物などを食べさせます。これは、「ならし」の労をねぎらう意味を込めたもので「おしあげ」と呼ばれています。

 祭りの当日、「はやし」は、各庭2匹の鬼を先頭に、鳥居の前を出発し、拝殿前で神社神輿を迎え、御旅所まで随行します。各庭ごとに、笛の節や太鼓のたたき方に特徴があります。曲が数曲あり、それぞれに場面に応じた曲目が演奏されます。なおかつては祭りの当日に神杜下の馬場で競馬なども行われていたといいます。  

「広島市の無形の伝統文化財」広島市教育委員会編より文体変更。
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