市指定天然記念物
新宮神社の大イチョウ(しんぐうじんじゃのおおいちょう)
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名称 新宮神社の大イチョウ
(しんぐうじんじゃのおおいちょう)
指定年月日 昭和54年3月12日
概要 雌株 樹高約35m 根廻り7.4m 目通り幹囲6.9m 
枝張・東9.3m 西8.7m 南10.4m 北12.3m
所在地 安佐北区白木町井原下新宮1374 新宮神社境内

 イチョウは中世代(約2億2千万年〜7千万年前)に繁栄した植物群の生き残りです。花粉管の中に精子があり、受精によって種子ができることや、葉の主脈と支脈の区別がないなどの原始的な特徴を持っていることから「生きた化石」とも言われています。日本では、神社、寺院の境内によく植えられています。
 広島市の北端部にある新宮神社の大イチョウは、高さが約35mにもなり、その姿は遠くからでもはっきり見ることができます。根元はこぶのように盛り上がり、また樹皮のところどころには小さな乳柱が見られ、この木の古さ(樹齢推定約600年)を物語ります。
 この大イチョウは広島市内見られるものとしては、最大のものです。その姿は四季の変化を反映して移り変わり、周囲の環境に調和した美しい名木としても大変価値の高いものです。 


「広島市の文化財」広島市教育委員会編より。
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