有井城跡(ありいじょうあと) 遺物は広島市指定重要有形文化財
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▲城内の石垣のようす


▲見つかった武器など
なまえ 有井城跡(ありいじょうあと)
時代は? 南北朝時代〜室町時代
(今から約700年前〜400年前)
どんな遺跡? 山城跡
 有井城は、石内川周辺をおさめていた小幡氏が、地域をまとめる中心として築いた山城です。城内にはしっかりと組んだ石垣が見られ、水をくむ井戸もいくつか掘られていました。また、なべ・皿・すりばち・火鉢などの日用品が多く見つかりました。こうしたことから、この城は戦いのための一時的な「とりで」ではなく、普段は武士たちが生活をしており、戦いが起こった時には守りの中心となるような施設だったと思われます。
主な遺構 5か所、竪堀群1か所、堀切状遺構1か所、通路状遺構1か所、石垣4か所、井戸2基、堀1か所、溝多数
主な遺物 土師質土器、瓦質土器、陶磁器、土錘、すずり、砥石(といし)、石臼、石なべ、鉄釘、鉄鏃、小札、鎌、こうがい、銅銭、火縄銃の弾
【場所】

山城ってなあに?(歴史の扉第9号)
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