平尾遺跡(ひらおいせき)
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▲お墓が密集している遺跡全景
土器棺墓の出土状態
なまえ 平尾遺跡(ひらおいせき)
時代は? 弥生時代(今から約1700〜1800年前)
どんな遺跡? 集落跡、墳墓群
 平尾遺跡は石内川を見下ろす小高い丘の上に営まれた弥生時代のムラの跡と墓地(墳墓群)です。お墓は全部で45基もあり、市内でもこれだけ多くのお墓が同じ場所に作られている例はほとんどありません。お墓はほとんどが穴を掘っただけのもので、中にはお棺に使った板の跡が出てきたものもありました。また大きな壷を棺おけの代わりにした土器棺墓も4基見つかっています。
 弥生時代のお墓は通常小高い丘の上にムラの共同墓地として作られることが普通です。この遺跡からは家の跡も2軒見つかっていますが、この住居で生活した人たちがこのお墓を作ったと考えるにはお墓の数が多すぎ、平尾遺跡の周辺にもまだたくさんの家の跡が残っていると考えられます。
主な遺構 竪穴住居跡2軒、土壙墓41基、土器棺墓4基、掘立柱建物跡1軒
主な遺物 弥生式土器
【場所】

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