九郎杖遺跡(くろうづえいせき)
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▲火災にあった家の跡(竪穴住居跡)



▲住居跡より出土した鉢形の土器
なまえ 九郎杖遺跡(くろうづえいせき)
時代は? 弥生時代後期(今から約1800年前)
どんな遺跡? 集落跡?
 九郎杖遺跡は広島平野を見下ろすことのできる、とても見はらしのよい丘の上にありました。現在、長束西小学校が建っているあたりですが、その眺めは1800年前の弥生人と共通するものもあるかもしれません。
普通、弥生時代のムラの跡なら2,3軒以上の家の跡がありますが、この遺跡には建物(竪穴住居)跡が1軒しか見つかりませんでした。しかも、丘の平地が狭くなるところにわざわざ盛土までして土地を広げて建てられていました。出てきたものも少ないので、何に使われた建物かはっきりは分かりませんが、単なる住まいではなく、現在の神社のような祭祀に関係する建物であった可能性もあります。
主な遺構 竪穴住居跡1軒、テラス状遺構1か所、土坑1基
主な遺物 弥生土器、砥石
【場所】

火事にあった住居(歴史の扉2号)
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