水落古墳(みずおちこふん)
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横穴式石室


▲古墳の副葬品(鉄製馬具「くつわ」)
なまえ 水落古墳(みずおちこふん)
時代は? 古墳時代後期(今から約1400年前)
どんな遺跡? 古墳(横穴式石室
 水落古墳は福王寺山の山すそ、可部盆地の西側にあります。長い間田んぼとして耕作されていたためか墳丘は無くなっていました。この古墳は福王寺山の山すそに広がる他の群集墳(可部古墳群)とは異なり、古いタイプの独立した古墳だと考えられます。また副葬品も馬具、玉類、須恵器などが豊富にあり、古墳に埋葬された人は可部地域の中でも相当な力をもっていたものと思われます。
 出土したものから、この古墳には少なくとも2人は埋葬されたと考えられます。このように一つの古墳に複数の死者が埋葬されることは家族の墓として作られた横穴式石室の特徴です。
主な遺構 横穴式石室
主な遺物 玉類(メノウ製勾玉、ガラス製丸玉など)41点、金銅製耳環1対、銀製耳環1対、鉄製品(馬具など)27点、須恵器40点
【場所】

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