空長古墳群(そらながこふんぐん)
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箱式石棺のようす(第2号墳 右側はふた石)





▲第1号墳におさめられていた鉄剣。右側はもともと曲がっています
なまえ 空長古墳群(そらながこふんぐん)
時代は? 古墳時代中期(今から約1500年前)
どんな遺跡? 古墳群
 空長古墳群は、太田川下流の平野を見渡せる尾根の上にあり、4基の古墳が築かれています。いずれも直径10m程度の丸い円墳で、それぞれの頂上には、亡くなった人をほうむるための竪穴式石室箱式石棺と呼ばれる石組みが作られていました。またそれらの中には、いっしょにおさめられた剣・やじり・鎌・玉などが残っていました。
 この古墳群の築かれた祇園一帯は、かつては耕作に適した肥えた土地が広がっていました。空長古墳群は、こうした豊かな地域の有力者が、自分の土地を見下ろす場所を選んで築いたものなのでしょう。
 なお地元の祇園公民館には、箱式石棺1基が移転復元されています。
主な遺構 円墳4基
主な遺物 鉄剣、三輪玉、有孔円板、ガラス玉、かすがい、やりがんな、鎌、刀子、鉄鏃、須恵器、土師器
【場所】

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