末光遺跡群(すえみついせきぐん)
前のページにもどる_▲
▲火災にあった家(B地点第4号住居跡)


▲大型の壷を棺にした墓(B地点第8墓)
なまえ 末光遺跡群(すえみついせきぐん)
時代は? 弥生時代後期(今から約1800年前)
どんな遺跡? 集落跡・墳墓・山城跡(岩上城跡)
 末光遺跡群は太田川に流れ込む小さな河川(諸木川・岩上川)沿いの小高い丘の上にある弥生時代のムラの跡と中世の山城跡です。これらのムラは小さな川に沿った狭い平地に作られた小さな田畑を耕した人たちのムラであったと考えられています。合計5つの地点から家の跡や食べ物などを蓄えた穴、それに山城(岩上城)の跡などが見つかりました。特にB地点第4号住居跡からは、火災にあったためか多数の炭になった材木が出てきました。焼け落ちた材木の形から当時の家の屋根や壁の作り方を知ることのできる貴重な資料となりました。
 また、E地点の尾根の先端部にある岩上城跡は、急な山の斜面や川などの自然の地形を上手に利用して造られており、4つの竪堀、帯郭、堀切などの山城の特徴的な施設が見つかっています。
主な遺構 A地点  竪穴住居跡5軒、土坑10基、弥生墳墓1基
B地点  竪穴住居跡4軒、土坑7基、弥生墳墓10基
C地点  土坑1基 
D地点  竪穴住居跡1軒、土坑1基
E地点  竪穴住居跡2軒、土坑5基、中世山城跡
主な遺物 弥生土器、石器(サイドスクレイパー)、鉄器(斧・鏃)
【場所】

火事にあった住居(歴史の扉2号)
山城ってなあに?(歴史の扉第9号)
この遺跡について質問したい人はこちらへメールで質問する
この遺跡について詳しく知りたい人はこちらへ

前のページにもどる)(広島市全域へ戻る) 

公益財団法人広島市文化財団文化科学部文化財課 tel/082-568-6511 fax/082-568-6513
Copyright(C)2005- Hiroshima City Culture Foundation. All rights reserved.