■解説 〜青銅器のまつり〜

 弥生時代のまつりでは、青銅器が重要な役割を担っていました。作られたばかりの青銅器は金色に輝いていたため、当時の人々は神秘的なイメージを持ったことでしょう。武器の形をした銅剣・銅矛(どうほこ)・銅戈(どうか)は北部九州を中心とした地域に、釣り鐘のような形の銅鐸(どうたく)は近畿地方を中心に多く見つかっています。
 これらの青銅器は、ムラから離れた丘の斜面や山かげなどで、土の中に埋めた状態で見つかることがあり、弥生時代のまつりを私たちが考えるための重要なアイテムになっています。

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