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■宇那木山(うなぎやま)第2号古墳(安佐南区緑井)

 太田川西岸の標高132mの丘陵上に位置する、全長約40mの前方後円墳です。周辺の平野部との比高差が約120mの高所に位置し、古墳からは太田川下流域一帯を見渡すことができます。後円部に2基の竪穴式石室が築かれ、うち1基からは画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)が出土しています。

■出土品

●画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)
 中国鏡のうちの平縁の神獣鏡の一種です。前期の古墳から出土したものは近畿地方を中心に瀬戸内地方にかけて多く分布しています。3世紀はじめころに中国の華南地方で作られたもので、三角縁神獣鏡よりも時期的に少し前の鏡であると考えられています。
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