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■三ツ城(みつじょう)第1号古墳(東広島市)

 三ツ城第1号古墳は西条(さいじょう)盆地のほぼ中央に位置しています。全長約92mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)で、墳丘は三段に築かれています。墳丘の各段には円筒埴輪(えんとうはにわ)が、墳丘の上段には鶏や馬・盾(たて)・短甲(たんこう)・冑(かぶと)などの形象埴輪(けいしょうはにわ)が立てられ、古墳全体では約1800本もの埴輪が使われています。斜面は石でおおわれ[葺石(ふきいし)]、墳丘の両横には祭壇(さいだん)と考えられる方形の区画[造出(つくりだし)]があります。後円部の墳頂には箱式石棺の周りをさらに石で囲った特殊な埋葬施設2基と箱式石棺1基が造られていました。
保存・転載禁止

提供:東広島市教育委員会 ※転載禁止



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