■解説 〜安芸の駅家〜

 駅家には馬や乗具などが備えられており、公用の使者(駅使)に対して、食料や宿泊場所を提供しました。
 安芸国には駅家が当初13か所、後に削減されて11か所が設置されました。広島市内では、「荒山」「伴部」「大町」などの駅家がありました。『日本後紀』よると、古代山陽道の駅家は、外国使節の利用も考慮されたため、瓦葺きで白壁の豪華な建物だったようです。

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