■八木城跡(安佐南区八木)

 八木城は、築城時期は不明ですが、香川氏の居城として築かれたといわれる山城です。太田川の西岸に面した丘陵上にあり、南に武田氏の銀山城、北に熊谷氏の高松城を望む場所に位置していました。

 

八木城絵図
 江戸時代 個人蔵

 国人領主香川氏の居城である八木城を描いた絵図で、文化3年(1806)に書き写されたものです。

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写真提供:広島城 ※転載禁止

 

関東下知状(かんとうげちじょう) (広島市指定重要有形文化財)
 鎌倉時代 広島市立中央図書館蔵

 寛元3年(1245)、四代執権北条経時から佐東郡八木村(安佐南区八木)地頭の香川氏に宛てられたもので、香川氏と五箇寺という寺の僧との間に起こった紛争に関して、香川氏の訴えが認められ、五箇寺側に厳しい処分が下されています。

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写真提供:広島市市民局文化スポーツ部文化振興課 ※転載禁止

 

六波羅施行状(ろくはらしぎょうじょう) (広島市指定重要有形文化財)
 鎌倉時代 広島市立中央図書館蔵

 寛元4年(1246)、六波羅探題から香川氏に宛てられたもので、新しく地頭となった香川氏に反抗を続ける八木村の元支配者に対する幕府からの排除命令が出されています。

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写真提供:広島市市民局文化スポーツ部文化振興課 ※転載禁止

 

関東御教書(かんとうみぎょうしょ) (広島市指定重要有形文化財)
 鎌倉時代 広島市立中央図書館蔵

 弘長3年(1263)、六代執権北条長時から送られたもので、将軍が京都に上洛するので費用を幕府に納入するよう命じています。

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写真提供:広島市市民局文化スポーツ部文化振興課 ※転載禁止

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