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■今市城跡(いまいちじょうあと)(佐伯区石内)

 旧山陽道や石内川、また石内の谷の北東端を見下ろせる丘陵上に位置し、最高所の標高が約138mの山城跡です。郭4か所や火を使った痕跡のある土坑などが見つかりました。防御力が弱く、火の使用施設が狼煙に関係するものと考えられること、遺物が少なく生活の痕跡があまりないこともふまえて、異変を知らせる連絡用の城であると考えられます。武田方によって、厳島神主家・大内氏との関係が悪化した15世紀頃に築かれ、使用時期は短期間であったと想定されています。

■今市城跡遠景(北から)

 

■第3・4号狼煙土坑 炭化物検出状況(北から)

 

■今市城跡周辺遠景(東から)

 

■今市城跡遺構配置図

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