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■伴城跡(ともじょうあと)(安佐南区伴)

 旧山陽道を見下ろせる尾根上に位置し、最高所の標高が約104mの山城跡です。郭3か所や8基の竪堀、柵列跡などが見つかりました。また土坑内から、大量の土師質土器、冑や刀が出土しました。武田氏の一族である伴氏が14世紀頃に築き、16世紀頃まで使用されたと想定されています。ただし、この城単独では防御力が弱いため、隣接する伴東城・旧山陽道を挟んで向かい合う伴北城の三つの城で機能していたと考えられます。

■伴城跡近景(南から)

 

■堀切(南から)

 

■墓坑

墓と考えられる穴からは兜や鎧などが出土しました。

 

■伴城跡遺構配置図

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