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■沸(にえ)と匂(におい)
刀身を光にかざして観察すると、刃と地との境界付近にひときわ白く輝くところがあります。粒子感があるものを「沸」、 霞がかって見えるものを「匂」といいます。どちらが優勢に現れるかで「沸出来」(にえでき)、「匂出来」(においでき)の刀といういいかたをします。 この刀では、拡大した部分で沸がよく現れています。
拡大写真
写真提供:広島城 ※転載禁止