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■外堀の改変によって埋められていた石垣

 この調査で特筆すべき成果は、南側外堀の改修の実例を確認できたことです。一丁目口御門の両櫓台の中からさらに石垣が見つかったのです。写真左側の石垣は西櫓台のもので、右側が両櫓台の間を掘り下げていく過程で出土した石垣です。この石垣前からは16世紀末から17世紀はじめごろまでの遺物がまとまって出土していることから、毛利期の石垣を、福島期に両櫓台と土橋とを整備する過程で埋めた、と考えられます。

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