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■芸州広島図(東北大学附属図書館狩野文庫蔵)
 紙本著色 江戸時代後期

 天明期(1781~1789)頃の城下絵図。デルタの陸地を縁取る堤防や水路・樋門等が詳細に描かれており、繰り返される干拓によって、新開地が南に広がっていった様子がよく分かります。このような干拓事業は、藩営の大規模なものから個人の小規模なものまで種々ありますが、東端の仁保島西新開・東新開は、藩による大規模な干拓事業の代表例です。こうして造られた新開地は、主に耕作地として利用されました。

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