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■焼塩壺(広島城跡法務総合庁舎地点)

 焼塩の製造と運搬を目的とした容器です。素焼きの壺に臼で粉砕した粗塩を詰めて、蓋をして壺ごと焼いて塩を精製するのに使われました。武家や公家、寺院などで、容器ごと宴席で使われたり、贈り物に使われたりしました。江戸時代の宴席での最高のもてなしは、鯛の尾頭付きに焼塩壺の組み合わせと言われることもあります。

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