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■梅颸日記(ばいしにっき)(頼山陽史跡資料館蔵)
 綴 紙本墨書 天明5~天保14年(1788~1843)

 頼(らい)春水の妻である、梅颸の日記です。頼春水は民間の儒学者として活動していましたが、その後、7代藩主重晟に藩の儒学者として召し抱えられ武家となりました。なお、春水と梅颸の子は、後に『日本外史』を著した山陽です。
 内容は夫である春水のことや、彼の交流に伴った自宅での飲食の記録を中心に、交流者との贈答の内容が大きな割合を占めています。加えて、儒者の家庭で行われる年中行事や祠堂への供物とした食品についても書き残しており、武家の妻の役割がわかる内容となっています。

保存・転載禁止 梅颸日記

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