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■村上家乗(かじょう)(広島大学文学部日本史学研究室蔵)
 綴 紙本墨書 安永7~明治14年(1778~1881)

 「家乗」とは、家の記録のことです。広島藩家老東城浅野家に仕えた村上家の勇三信志(宝暦3~文化5年(1753~1808))、星右衛門邦韶(寛政5~弘化3年(1793~1846))、彦右衛門邦裕(文化11年(1814)~?)らが3代にわたり書き記し、全219冊にも及びます。職務・仏事・年中行事など、村上家の記録として代々書き残されていました。
 仕事面に着目すると、村上彦右衛門の場合、2日出勤、1日休みのシフトで働き、夕八時(ゆうはちじ・午後2時ごろ)には帰宅していたことが読み取れます。武士は、同じ役職の者とシフトを組み、一日あるいは一か月交替で勤務していました。

保存・転載禁止 村上家乗

 ※転載禁止

■安政5年(1858)2月の勤務

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