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■コラム 〜宝暦の大火〜
 宝暦八年大火の図(『広島市史』第2巻(大正11年(1922))

 宝暦8年(1758)、広島の城下町成立後、最大の火災がありました。4月3日、白神五丁目(現大手町3丁目)から出火した火は城下の東部まで燃え広がり、夕方に鎮火しました。しかし、翌日に国泰寺境内から再び出火、比治山町まで延焼し、5日の夕方に鎮火しました。わずか3日間の火災により、広島城下東部がほぼ焼失してしまい、この被害の復旧費用が藩の財政を圧迫しました。

●K-1焼土層(広島城跡法務総合庁舎地点)

 広島城内、武家屋敷地の発掘調査で確認された、厚さ約10〜15㎝の炭や赤い焼土の混じった層が広がる面です。当時の火災のすさまじさを物語っています。

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