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■コラム 〜八木用水〜

 八木用水は安佐南区の東部を流れる全長16kmにわたる農業用水路で、明和5年(1768)に太田川・古川と安川にはさまれた地域、特に西原村(現安佐南区)の水不足を解消するため、南下安村(現安佐南区)の大工、卯之助によって作られました。八木用水ができたことで、西原村をはじめ、用水が通る9つの村の水不足が解消され、安定した米づくりを行うことができるようになりました。
 なお、現在、細野神社(安佐北区八木)入口には文化14年(1817)卯之助の子巳之助によって建られた「定用水碑」の石碑があります。平成26年(2014)8月の広島土砂災害によって土石流と共に流されてしまいましたが、その後、土砂の下から発見され、元の場所に再び設置されました。

「定用水碑」の石碑

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