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■広島湾海苔養殖図(広島県立総合技術研究所 水産海洋センター蔵)
 紙本彩色 明治時代前期

 広島湾での主な生産地は安芸郡仁保島村と江波村で、やがて草津村でも海苔養殖が行われるようになりました。貞享4年(1687)には幕府への献上品として仁保島産の海苔が記録として残っており、享保初年(17世紀初め)の記録にも広島藩の名産として海苔が記されています。
 江戸時代の初めごろには「えびら海苔」という粗い簀(す)の上に薄く広げて乾燥させたものが作られていましたが、文化年間(1804~18)にすき海苔の手法が導入されたことで広島藩の海苔の評価が一段と高まりました。

保存・転載禁止 広島湾海苔養殖図

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