■解説 〜戸長役場〜

 明治11年(1878)に定められた郡区町村編制法により、旧来の郡・町・村を復活させ、町村(小規模町村では複数の町村単位)ごとに、政府の任命ではなく有権者の投票によって戸長を選出し、戸長が行政事務を行うための戸長役場が設置されました。役場では、戸籍の管理と並んで、地券管理・国税徴税・義務教育・徴兵事務・布告布達の伝達・水利土木厚生等公共事業の施工など、明治政府による行政施策の実施を担いました。

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