縄文人に学べ     手づくり釣り体験

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7月の前半、縄文人になったつもりで釣り道具を手作りし、
実際に魚を釣ってみようという事業を開きました。
竿は竹製、糸はガの幼虫からとれる天然テグス、針はなんとシカの角で作りました。
昆虫の生態や川遊びの極意など様々な話を盛り込みつつ、
自然の中で究極のローテク釣りにチャレンジ!!
さて釣果のほどは・・・?

広島市こんちゅう館で、クスサンというガの幼虫の体内から、透明な天然テグスを取り出す実習をしました。巨大なガの標本に参加者一同興味津々です。 縄文時代の遺跡からは、動物の骨や牙・角などを使った釣り針がたくさん見つかっています。中でもシカの角が最も多いようです。(これらは職員の試作品です。)
シカの角は、水に浸すとやわらかくなり、砥石でも削りやすくなります。今回は金属ヤスリの力をちょっと借りて作りました。 いざ渓流釣り場へ!! ほら、あの岩陰は魚が潜んでいそうな気配が・・・
うれしい1匹目!
20cmほどのニジマスでは、シカ角の針は折れることはありません。天然テグスも切れることはなく、参加者は自然素材の強靭さにビックリの連続でした。
13人の釣り人がこの日ゲットしたニジマスはざっと100匹。その一部は、お昼に早々と皆さんの胃袋におさまりました。ごちそうさま〜