NPO法人雁木組、広島大学大学院文学研究科・文学部との連携事業
        フィールドワーク「太田川 雁木めぐり」

                                                    開催しました

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 市内の歴史・くらし・自然の中で育まれた多様な文化財を探訪し、広島の過去・現在・未来を考える機会とし
ていただくフィールドワークの第1弾。平成20年6月14日(土)、梅雨入り直後の曇り空の下、さいわい雨に降
られることなく無事開催することができました。川の町広島の発展を支えた「雁木」について、多くの方に知識
を深めていただくことができました。

市内の雁木を調査研究しておられる雁木組の方による解説。今では町の風景にすっかりまぎれてしまった雁木が、かつて広島の人々の暮らしと密接に関わりあっていたことを再認識しました。 中国地方の選奨土木遺産となっている京橋川の雁木群は、全国最大規模の河川船運用の雁木群。水位が下がったその裾に降りて、貴重な郷土の文化遺産を間近に見学しました。
延々と続く雁木も、長い歴史の中で変遷を遂げてきました。それを物語るかの様に、石の積み方も年代で異なります。まさに“雁木は一日にしてならず”。 テレビ・新聞といった報道関係の方も多く来られ、今回のフィールドワークの関心の高さがうかがえました。身近でありながら普段なかなか気付かないでいる歴史を再発見する良い機会となりました。