広島学セミナー
「軍都広島」

 去る10月28日(日)に講座「軍都広島」、11月3日(土)にフィールドワーク「軍都広島の足跡と被爆建物めぐり」を実施し、明治以降軍都として発展した広島の歴史を紹介しました。

●10月28日(日) 講座「軍都広島」
 講座では、文化財課職員による宇品築港・山陽鉄道・日清戦争と大本営など、明治期を中心に軍と広島の関わりについて紹介しました。

  • 文化財課での講座の様子

    文化財課での講座の様子

  • 文化財課での講座の様子
  • 文化財課での講座の様子

●11月3日(土) フィールドワーク 「軍都広島の足跡と被爆建物めぐり」

 比治山下から多聞院・頼山陽文徳殿をまわって比治山陸軍墓地を見学。その後、出汐の旧被服支廠倉庫、広大附属中高等学校(旧制広島高等学校)、皆実町の日清戦争凱旋碑(平和塔)、千田廟公園、広島市郷土資料館(旧宇品糧秣支廠缶詰工場)まで歩きました。

  • 多聞院鐘楼

     原爆の爆風によって梁と天井が破損したまま残されている多聞院の鐘楼。多聞院は被爆直後、臨時の県庁となりました。

  • 比治山陸軍墓地

     比治山陸軍墓地から宇品方面を見る。宇品築港による町割りとそれ以前の町割りの違い、旧宇品線などについて解説しました。

  • 旧被服支廠倉庫

     長辺の長さ94mもある倉庫が南北に3棟続く旧被服支廠。赤レンガ貼りの壁と、被爆によって変形した窓の鉄の扉が、重々しく感じられます。

  • 日清戦争凱旋碑(平和塔)

     御幸通り沿いに建てられた日清戦争凱旋碑。太平洋戦争後、碑銘を平和塔へと改められました。

  • 千田廟公園

     千田廟公園の千田貞暁像。公園内には宇品新開地記念碑や日清戦争当時従軍記者だった正岡子規の句碑があります。

  • 旧宇品陸軍糧秣支廠

     旧宇品糧秣支廠缶詰工場の煙突跡前での糧秣支廠の解説。この煙突は基部が広島市郷土資料館そばの宇品西公園にモニュメントととして残されています。