広島学セミナー
広島藩営薬草園の跡です。現在は庭園の一部が残っているだけですが、8800㎡にもわたる薬草地が広がっていました。また蛮社の獄で投獄された蘭学者の高野長英が匿われていた場所としても有名です。
旧参道から三滝寺境内にかけて、魔崖仏三十三観音があります。江戸時代初期に彫られ、すべて現存しています。
広島に伝わる茶道上田宗箇流の流祖上田宗箇(広島藩家老)が山頂に松を植えたことから宗箇山の名前がつきました。(現在の宗箇松は四代目です)山頂からは広島市街がよく見えました。心地よい初夏の風に吹かれ、登山の疲れも忘れてしまいそうでした。
秋の紅葉で有名な三滝寺(正式には三滝山・龍泉寺)ですが、新緑(青もみじ)が目に眩しくきれいでした。このお寺は、809年(大同4年)弘法大師がひらいたとされています。
この塔はもともと和歌山の広八幡神社の境内に建てられていたものです。1451年(大永6年)に建立されたとされています。原爆犠牲者の供養のため1951(昭和26年)に広島に移築されました。塔の朱色が周りの緑に映えています。
8月6日の平和記念式典に先立ち献水が行われます。市民代表が、市内17か所から集めた水を原爆死没者慰霊碑前に置かれた樽に注ぎ、犠牲者を悼みます。1974年(昭和49年)から続いています。