文化財フィールドワーク 「変動の大地―上根峠」

上根峠(安芸高田市八千代町)を舞台に、地学系のフィールドワークを開催しました。開催日の5月18日(土)は、当初は雨の予報でしたが、絶好の天気に恵まれました。講師は広島市こども文化科学館長の幾田擁明先生で、ここで起きた河川争奪という地理的現象を中心に、どのようにこの不思議な地形が形成されたのかを詳しく解説していただきました。話は宇宙にまで広がり、参加者はそれぞれに大地が語る自然の神秘を感じていたようです。また、昨年に引き続きご協力いただいた上根・向山地域振興会の皆様、本当にありがとうございました。

  • 潜龍峡ふれあいの里

    屋外での講義風景です。まずは予習して、これからの見学に備えます。

  • 旧県道の石畳(再現)

    近年地元で再現された県道の石畳のところで、難所だった上根峠の交通史も説明しました。

  • 霧切谷遊歩道

    霧切谷の遊歩道で峠を登ります。「キリキリダニ」なんて、面白い名前ですね・・・

  • 旧簸川河床礫層

    上根峠の最上部に堆積した旧簸川の河床礫層です。安芸高田市指定の文化財となっています。

  • 上根峠展望地点

    みんなで上根峠一帯を展望。疲れも吹き飛びます。

  • 解散場所(畑入口バス停)

    幾田先生は最後まで熱心に教えてくださいました。本当にありがとうございました。