井ノ口海岸(いのくちかいがん)


「安芸井ノ口海岸」明治末期~大正前期

発掘の様子

現在の西部埋立第二公園付近(西区井口明神)

 井口(いのくち)沖が海であった頃、男明神(現:小己斐島)と女明神と呼ばれた二つの島があり夫婦島として有名でした。男明神が海辺に浮かぶ、美しい海岸風景を見せていました。
 『宮島広島名所図絵』でも井口海岸を宮島線沿線中屈指の景勝地として紹介しています。
 昭和初期、現在の国道建設で女明神島が取り壊され、男明神島だけが残りました。昭和41年(1966)から始まった西部開発事業(昭和57年完成)で男明神島のまわりも埋め立てられましたが、周辺は公園として整備されました。今も当時の雁木の一部が残っています。

広電宮島線:「井口」から200m

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