第一軍戦死者記念碑(だいいちぐんせんししゃきねんひ)


「広島戦勝記念碑」大正後期~昭和初期

発掘の様子

現在のメルパルク広島付近(中区基町)

 絵葉書には広島戦勝記念碑と記載されていますが、正式な名称は第一軍戦死者記念碑です。広島が軍都としての歩みを確実なものとした日清戦争において、第一軍の戦死者を祀る碑として日清戦争後に西練兵場内に建てられました。砲弾型の形をしており、台座と銅碑合わせて高さ約20mの巨大な建造物でした。当時のメインストリートの先端に建てられていました。
 この碑は現存しませんが、現在のメルパルク広島やそごう広島店付近と推定されています。なお、第一軍は広島の第五師団と名古屋の第三師団で編成されていたため、名古屋にも同形の記念碑が作られましたが、こちらは名古屋市千種区に現存しています。

市内電車:「紙屋町西」から100m
バス:「広島バスセンター」から100m
アストラムライン:「県庁前」から200m

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