草津梅林(くさつばいりん)


「安芸草津海岸」明治末期~大正前期

発掘の様子

草津梅林があった草津梅が台付近(西区草津梅が台)

 草津梅林は、江戸時代から梅の名所として有名で、瀬戸内海を望む高台にあり、花の時期には多くの人が訪れました。
明治時代につくられた山陽線唱歌の38番に『♪己斐の松原五日市おるれば草津の梅林 宮島駅の海上に立てる鳥居は厳島』(大和田建樹作詞)と歌になるほど有名だったようです。 梅の時期には己斐から古江にかけて、弁当をさげた人の列が続いたと言われています。
 昭和3年(1928)に発行された『宮島広島名所図絵』にも、梅の名所として草津梅林のことが紹介されています。
 現在、草津病院の北入口に「草津梅林跡」の石碑があり、そばに20本ほどの梅が植えられていて、往時をしのばせています。また「草津梅が台」という地名に名残をとどめています。

JR:「新井口」から400m
広電宮島線:「商工センター入口」から400m
バス:「草津病院入口」から150m

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