山城とは

      
串山城
串山城(佐伯区)
 「城」といえば、強固な石垣の上に高くそびえる天守閣、その周囲に大きな堀がめぐらされた近世城郭の姿を連想しがちです。しかし、そのような城がつくられるよりも前の時代には、「山城」が一般的でした。
 山城は、鎌倉~戦国時代にかけて山や丘の上に築かれた城郭のことで、戦時の防御を意識しながら地形をたくみに利用してつくられました。戦国時代にいたるまでは、戦時のときに臨時に構えられていましたが、やがて山城のふもとに居館が移り、山城を中心とした本拠となりました。戦国時代末になると山城は平山城から平城へと発展していきました。


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