もく  ぞう   し  し  がしら
木造獅子頭
(市重要有形文化財)

指定年月日:平成14年11月29日
所在地:東区二葉の里二丁目(東照宮)
      
保存・転載禁止
 雌頭              雄頭
東照宮 所蔵
写真提供:広島市教育委員会 ※転載禁止
製作年代:江戸時代前期  慶安元年~寛文六年(1648~1666)頃
寸法:【雄頭】長さ56cm、幅37.5cm、高さ47cm(頭高28cm)、重さ6.5kg
    【雌頭】長さ57cm、幅35cm、高さ42cm(頭高28cm)、重さ6.0kg
 広島の東照宮は、慶安元年(1648)広島藩二代藩主浅野光晟が、二葉山の山麓に造営した神社です。東照宮の獅子頭は江戸時代前期の作と推定され、この時代のものとしては、きわめて価値が高いものです。檜材に朱漆を塗り、金箔を押しています。
 面長で耳が大きく立ち、雄は額に一角を有しています。そのほか額の深い皺、毛先が渦巻く長い眉、三日月形の光沢のある瞳を持つ目などの特徴があります。また、東照宮の獅子頭は、古く中国の想像上の聖なる動物である麒麟に似ています。


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