誓願寺(南東側から撮影)
『廣島市史 社寺誌』 (廣島市役所 大正13(1924)年)
誓願寺は、天正18(1590)年に毛(もう)利(り)輝元(てるもと)が材木町に開(かい)基(き)した浄(じょう)土(ど)宗(しゅう)の寺です。
3,200余(よ)坪(つぼ)の敷(しき)地(ち)に、本堂、釈(しゃ)迦(か)堂、阿(あ)弥(み)陀(だ)堂、鎮守(ちんじゅ)堂、開山堂、厳(いつく)島(しま)大明神、位(い)牌(はい)堂、経(きょう)蔵(ぞう)、鐘(しょう)楼(ろう)、茶室、大門を持つ大寺院でした。
伽(が)藍(らん)や境内(けいだい)は、憩(いこ)いの場として市民に親しまれていました。
防空壕(ぼうくうごう)は、境内の一角を利用して設置されていました。