市指定天然記念物 宮野八幡神社の大エノキ(みやのはちまんじんじゃのおおえのき) |
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太田川と三篠川の合流点から、さらに10km近く太田川を遡った川岸に宮野八幡神社はあります。境内にはスギ、ヤブツバキ、シロダモなどの大木がありますが、中でもこの大エノキはひときわ大きく、堂々としています。胸高幹囲は4mあまり、エノキとしては県内第二位の巨樹と言われています。この木の主幹の分かれ目には、ナンテン、ノブドウ、ノキシノブなどの植物が着生しており、このエノキの生命力の大きさを感じさせます。このように植物が着生させたエノキには不思議な力があると信じられていたそうです。また、エノキには空洞ができやすいことから、そこに神霊が宿るとも考えられ、神木として残されてきたエノキが日本各地に見られると言われます。 |
「広島市の文化財」広島市教育委員会編より。 |
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