市指定重要有形文化財 東照宮手水舎(とうしょうぐうてみずしゃ) |
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手水舎は、参拝者が手を洗い、口をすすいで身を清めるところです。東照宮の手水舎は、四方吹放しの建物です。 屋根の棟木を板蟇股(いたかえるまた)で受ける構造をとっており、蟇股中央の円の中に「波に兎」の図を描くなど、室町時代の流れを受け継ぐ形式となっています。しかし、屋根を支える横木(虹梁)の彫刻や、その先端部分に施された装飾、反りのない垂木などが、江戸時代の特徴を示しています。 また、手水舎中央に据えられた手水鉢には「慶安元年(1648)」と刻まれていることから、この建物も東照宮が創建された当初からあったものと考えられています。 |
「広島市の文化財」広島市教育委員会編より。 |
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