八木(やぎ)城跡
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なまえ
八木(やぎ)城跡
所在地
広島市安佐南区八木5丁目
時代は?
中世
どんな遺跡?
山城
本城跡は、太田川の右岸にあって、丘陵の東裾は太田川の河岸となっています。対岸には恵下山城跡・地蔵堂山城跡があり、四囲の眺望も秀れています。
城山の北から西にかけてはすでに宅地化されていて、郭の構成の全貌はつかめないが、現状では山頂郭群のほか三郭群が認められています。山頂郭群は最高所の1郭の周囲に六か所の小郭をめぐらすもので、その外縁は登坂困難な急斜面となっています。山頂郭群の南西100mのところに六か所の小郭を階段状に連ねた郭群があります。この郭群の最高所には現在小社があります。西へ少し離れたところに階段状の郭3からなる郭群があります。さらに、西方には、中心の郭を三段の帯郭で取り囲んだ郭群があります。山頂郭群との比高は約30mです。
城跡の西裙には「土居」の地名が残り、この郭群から南へ下ったところには城主であった香川家の墓所と伝える場所もあります。
「広島県教育委員会『広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第1集』1993より転載
【略測図】
「広島県教育委員会『広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第1集』1993より転載
山城ってなあに?(歴史の扉第9号)
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