■古墳時代のくらし(1) 古墳時代になると、大陸の進んだ土木・治水技術が伝わったことと鉄製品が普及したことにより、大規模な土木工事と未開地の耕地化が可能になりました。水田開発が進んだことで、人々の生活基盤は平野部へと移りました。このため、弥生時代に丘陵上に造られていたムラは、古墳時代になるとその縁辺の平野部に造られるようになります。現在、こうした平野部の多くはすでに宅地化されており、発掘調査の機会が少ないため、広島市内では古墳時代のムラはあまり確認されていません。 かまどのある住居跡(佐伯区利松 和田1号遺跡) |