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■『伝信機妙要』【表紙及び巻末部】(広島市公文書館蔵)
 明治4年(1871)9月

 『伝信機妙要』は、東京から長崎までの電信を整備する一環で、県内に電信線を敷設し、電信局を設置するにあたって県庁が刊行したもの。当時の広島では、電信機はキリシタンの魔法で電信線には女性の生血を塗るという風説や電信線が架設されると世界が割れて大地震が起こるという風説が流れていたため、電信の有益性を説き、敷設を邪魔した者を厳重に処罰することが記されています。

『伝信機妙要』【表紙及び巻末部】(広島市公文書館蔵)

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