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■陸軍師団番号ヲ定ム(国立公文書館蔵)
 明治19年(1886)2月4日

 

 陸軍師団番号を定める通達

 鎮台は、国内の治安維持と海外からの侵略から国を守るための軍隊の組織です。当初は4鎮台でしたが、明治6年(1873)には名古屋鎮台と広島鎮台が新設され、6鎮台となりました。
 明治10年(1877)の西南戦争の終結をもって、国内の治安維持が一段落したことにより、鎮台の軍事力を専守防衛の戦力とするか、海外でも戦える外征向きのものに再編するか政府内でもいろいろと議論され、最終的には外征向きの師団に再編することになりました。
  明治19年(1886)1月に全国の6鎮台は番号を冠した師団に変更されることになり、広島鎮台は第5師団となることになりました。正式には、明治21年(1889)5月に鎮台条例が廃止され、師団司令部条例が制定されたことにより師団が誕生します。

©国立公文書館
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