■解説 〜大本営と帝国議会〜

 大本営とは陸海軍の頂点に立つ天皇の本営と言う意味で、戦時の時のみ置かれた最高統帥機関です。日清戦争に際し、明治27年(1894)6月5日に初めて陸軍参謀本部内に設置され、9月15日には広島城内(本丸上段)に移ります。明治天皇は、明治28年(1895)4月27日に京都に移るまでの約7か月間、広島に滞在しました。
 10月18日から10月22日までの間、臨時軍事費予算などを決める臨時第7帝国議会が広島の西練兵場の東端に建てられた仮議事堂で開院され、全議員が広島に集まりました。

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