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■臨時帝国議会仮議事堂(広島市公文書館蔵)

 日清戦争が始まったことにより、臨時の軍時費などの議案を審議する臨時の帝国議会を開く必要に迫られました。議会の召集、開会、閉会、停会、衆議院解散は天皇が有する大きな権限であるため、臨時第7帝国議会は天皇のいる広島で開催されることなり、西練兵場の南東端(現在の広島県庁の東側、広島県警察本部の附近)に仮設の国会議事堂が建てられ、貴族院、衆議院の全議員は広島に召集されました。
 議会は明治27年(1894)10月18日から10月22日まで開催され、臨時軍時費の予算などほとんど原案通り満場一致で可決されました。
 なお、憲政史上、帝国議会(国会)が東京以外の地方都市で開会されたのは、この1回限りです。

臨時帝国議会仮議事堂(広島市公文書館蔵)

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