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■広島陸軍兵器支廠比治山兵器庫新築工事中(其一)大岩組請負(広島市郷土資料館蔵)
大正3年(1914)頃
明治40年(1907)に移転した場所は新開地にあたるため、軟弱な地盤であることが問題でした。そのため、事前に埋め立てもしくは盛土造成工事が行われました。兵器庫の建物はレンガ建築で、壁と柱の下の基礎部分には松の杭や丸太、礫、コンクリートが使われ、その上に階段状にレンガが数段積み上げられた頑丈なものとなっていました。写真は大正3年(1914)頃の新築工事中の様子で、南東から撮影しています。後方には比治山が見えています。

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