■解説 〜産業の都市、広島の発展〜
都市基盤の整備と輸送手段の充実によって近代都市としての確かな土台を築いた広島には、機械化された軽工業から大規模な設備を備えた重化学工業に至るまで、各工業の生産拠点が次々に建てられました。勧業施設である広島県物産陳列館の建設や、広島県内外の様々な物産や製品を取り揃えた博覧会の開催などもあり、明治時代の終わりから大正時代の広島は、軍都と併存する形で商工業都市としても大きく発展を遂げたのです。
■広島都市計画地域指定参考図(国立公文書館蔵)
昭和2年(1927)
大正12年(1923)に都市計画法が広島市に適用されると、何度か変更を重ねつつも近代的な都市づくりが計画的に進められていきました。昭和2年(1927)の都市計画図では市内中心部が商業地域として、河川周辺部や海に面した地域の一部が工業地域と定められています。

※転載禁止