広島県内埋蔵文化財4法人共同企画
「古代キャンプin三滝」   

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 県内で遺跡の発掘調査を行っている4つの法人が共同で開催するイベントです。今回のテーマは「美しさ」!!今話題の奈良・高松塚古墳壁画や県内の遺跡から見つかった数々の装飾品を題材に、先人たちの“美の追求”やそこから育まれた現代のわたしたちの“美意識”についても考えてみる機会をなりました。

takamatsu sensei
会場入口では、比治山大学のご協力により借用した“飛鳥美人”(復元品)がご来場の皆さまをお迎えしました。実物大でみると結構ハデな印象です。 基調講演では、学習院女子大学教授の増田美子先生が高松塚古墳の国宝壁画を取り上げ、そこから読み取れる服飾の特徴や、古代の女性たちを取り巻くファッション事情についてわかりやすく紹介されました。
zenkei ibutsu
増田先生に事例報告発表者3名を加えて、「ひろしまの装・飾・美をさぐる」と題したシンポジウムも行いました。広島大学名誉教授の河瀬正利先生をコーディネーターに、出土品からみた古代人の“美”や、現代のわたしたちにもつながる“美の探究心”などさまざまな話題について“放談”していただきました。 ロビーでは、有力者の墓への副葬品やみごとなプロポーションの土器など県内の遺跡から見つかったさまざまな「美しいもの」を展示しました。間近に見るホンモノの出土品を通して、古代人の追い求めた“美しさ”を体感された方も多かったのではないでしょうか。