広島大学 県立広島大学 (財)広島市文化財団文化財課 連携事業『広島の文化財講座』   

 古瀬教授と行く 広島歴史探訪バスツアー                                   
 安芸の古墳の変遷〜県内最大の古墳にふれる〜


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当日配布の資料はこちら


 10月2日(土)、数日前まで心配されていた雨の予報とはうって変わり、当日は途中汗ばむほどの好天に恵まれたこの日、今年度最初の広島歴史探訪バスツアーを開催しました。広島大学大学院・古瀬清秀教授を「時の案内人」に迎え、東広島市・三原市本郷町にある、広島県内最大の三ツ城古墳や梅木平古墳等の史跡を巡りました。  
三ツ城古墳1 三ツ城古墳2
 三ツ城古墳では最初に西条盆地の地形や歴史について説明を聞きました。  古墳頂上にある石棺を前にしての説明では、参加者の皆さんからも沢山の質問があり、大変盛り上がりました。
広島大学考古学資料室 南方神社境内石棺
 広島大学にある考古学資料室を見学させていただきました。古瀬教授の御好意により、三角縁神獣鏡等の実物を間近に見ることができ、参加者の皆さんにも好評でした。  三原市本郷町にある南方神社境内に置かれている、二本松古墳の組合せ式家形石棺を前に石棺の形の変化について説明を聞きました。
竜山石 貞丸第1号古墳
 標本等も使って、石棺の石材として使われた兵庫県産の竜山石についても詳しく学びました。  三原市本郷町では、7世紀頃の後期古墳をいくつも見学することが出来ました。(貞丸古墳)
御年代古墳 梅木平古墳
 御年代(みとしろ)古墳の様子。  県内最大の横穴式石室を持つ梅木平(ばいきひら)古墳では、その規模の大きさに圧倒されました。



 当日は古墳や展示施設を8か所見て回ることが出来ました。また、バスでの移動中も見学地以外の近隣の史跡についてユーモアをまじえながら詳しく解説していただき、大変楽しくて有意義なツアーとなりました。