文化財課 広島市三滝少年自然の家の共催事業
「古代キャンプｉｎ三滝」を開催しました
（協力 こんちゅう館・広島野外活動クラブ）
10月8日（土）・9日（日）広島市三滝少年自然の家・広島市グリーンスポーツセンターで、「古代キャンプin三滝」が行われました。小学校4年生から6年生までの48人の皆さんに、1泊2日で古代の生活を体験していただきました。
1日目は滑石を使って「勾玉づくり」を行いました。滑石を紙やすりを使って根気よく削っていきます。柔らかい石ですが、出来るまで約2時間。みな良く頑張りました。努力のかいあって、鹿角・ガラスビーズ付の豪華な「勾玉ペンダント」が完成しました。
1日目の夜はキャンプファイヤです。広島野外活動クラブの大学生のお兄さんやお姉さんが工夫をこらして楽しい時間を作ってくれました。大盛り上がりでした。
2日目は、こんちゅう館の先生から、昆虫食のお話を聞きました。面白くてためになるお話でした。この後、古代オリエンテーリングで実際に虫をたべることに・・・
古代米炊飯です。古代米（赤米）を入れた米を昔と同じようにカメに入れて炊いていきます。直火でカメ全体が熱せられるのでとても美味しいご飯が出来ます。あまりのおいしさにおかわりをする人も。
火おこし体験です。これはまいぎり式という方法で火をおこしています。みんな悪戦苦闘しましたが、火がおこった人もいました。この他、弓ぎり式や火打ち石にも挑戦しました。次の日、腕が筋肉痛になった人がいたかも
人気のあった「弓矢」体験です。簡単そうに見えるけど、実はなかなか難しいのです。つがえた矢がそのままポトンと落ちてしまう人も。何度かやるうちにコツをつかんで、見事、的に命中！
黒曜石の石器を使って、鶏肉を切りました。ナイフのような切れ味にみんなびっくり！切った後、串に刺して焼き鳥にしました。
どんぐりクッキーを作りました。スダジイという種類のどんぐりを使います。どんぐりの皮を取って、石皿とすり石を使ってすりつぶしていきます。これに小麦粉、砂糖、バター、卵を入れてかき混ぜて、フライパンで焼きます。栄養満点のとっても美味しいどんぐりクッキーの完成です。